安心安全ペットフードの選び方②　―グレインフリーに要注意１！―

こんにちは、shuclia店長です！
前回に引き続き、ペットフードの話をしたいと思います。
本日は、今、人気が出てきている「グレインフリー」について。アシスタントのナタ君、宜しく！

こんにちは、ナタです！
早速だけど店長、最近よく聞く「グレインフリー」のドッグフードって、一体何なの？？？

うん、「グレインフリー」のドッグフードは、”穀物不使用”という意味なんだ。
わんちゃんの”アレルギー対策”ができるドッグフードとしても、とても注目されているんだよ。

そうなんだ！
アレルギーに苦しむわんちゃんも多いし、それは嬉しいよね！
犬は穀物の消化があんまりできないって聞くから、わんちゃんにとっても良いドッグフードなんだね？

いや、そこなんだよナタ君！！！
どんなに良いものでも、良い事ばっかりということは無いんだよ！！

ええっ！？そうなの？？

そうなんだ。
確かに良い効果もあるんだけれど、注意して使わないと逆効果の場合もある。
だから、それぞれのわんちゃんに合った形で、使うのか使わないのか判断して欲しいんだよ。

なるほど～、簡単に「これは100%良いものだ」って信じちゃだめなんだね…。
じゃあ店長、グレインフリードッグフードの良い所と、注意しないといけない所を教えてよ！

任せてナタ君！まずは良い所。
グレインフリードッグフードは穀物不使用でたんぱく質が多く含まれているんだ。だから…、

・わんちゃんの食いつきが良い
・穀物アレルギーのわんちゃんにとっては、アレルギー対策になる
・骨や筋肉、毛が丈夫になる

というメリットがあるよ。

ふむふむ。

そして次からは、是非注意して欲しいところ。
まず1つ目…犬は穀物が苦手とされているけれど、完全な肉食ではなく極めて肉食に近い雑食なんだ。
だから、穀物不使用のドッグフードだけでは栄養が取り切れない場合がある。

そうなんだ！？
僕たち犬は野菜の消化が苦手だけれど、全くいらないってわけでもないんだね。

そうだね。そして2つ目。
グレインフリードッグフードの中には、たんぱく質の含有量が異常に多いものがある。
例えば80％とかね。
たんぱく質が多すぎると、消化吸収されずに体にたまってしまうんだ。
これを「未消化たんぱく」と言うんだけれど、実は「未消化たんぱく」はアレルギーの原因なんだよ！

という事は、アレルギー対策で使っているはずのグレインフリードッグフードで、
逆にアレルギーになっちゃうってこと！？本末転倒だよ！

そうんなんだ。だから購入前にたんぱく質の含有量をしっかりチェックして欲しい。
そして、3つ目。
グレインフリードッグフードは栄養価が高いので、それを消化する運動量が必要になってくる。
大きな庭を一日中走り回るアメリカの大型犬なんかは問題ないんだけど、
例えば日本で、室内飼いで、毎日の散歩も30分未満の小型犬の場合、確実に運動量が不足してしまう。
結果………太る！！

嫌だ！！

端的な感想をありがとうナタ君。
最後に4つ目。
たんぱく質含有量が多いと、内蔵への負担が大きいんだ。
特にステロイド系や、内蔵機能低下に繋がる薬を服用しているわんちゃんには影響が大きい。
体調不良になってしまう場合もあるから、要注意だね。

なるほど～。
使い方を間違うと、デメリットもあるって事をしっかり考えて、ドッグフードを選ばないといけないね。

その通りだね。
アレルギー対策一つをとっても、全てのアレルギーに対応できるドッグフードなんて不可能だからね。
グレインフリーだから無条件で良い！と思わずに、そのわんちゃんごとに合ったものを選ぶ事が重要なんだ。
グレインフリードッグフードのデメリットをまとめると…

・めやにや涙焼けがきつくなる
・体臭、便臭がきつくなる
・耳が汚れやすくなる
・肝臓、腎臓、胃腸など、内蔵への負担が大きい(特に運動量の少ないわんちゃん)
・栄養価が高いので太る
・未消化たんぱくを起こしやすく、アレルギーの原因になってしまう場合がある

ふむふむなるほど…。
これからグレインフリードッグフードにしようと思っている皆さま、是非参考になさって下さい！

注目ポイントは、「たんぱく質」の含有量です！
これが異常に多いものは避けた方が無難かもしれません…。
それから、グレインフリーのデメリットについて言いたい事がもう一つあるんだけれど…。

長くなっちゃうので、それはまた次回に！
次回、グレインフリードッグフードの注意点２をお届けします！
ご期待下さい！

安心安全ペットフードの選び方② ―グレインフリーに要注意１！―

安心安全ペットフードの選び方②　―グレインフリーに要注意１！―